同じ歌をうたってます。
なぜか、最後のフレーズが気になって仕方がありません。
この歌詞を書いた女性が、入船亭扇辰の奥さんと知って驚きました。
師匠の扇橋さんが亡くなってから、入船亭の味を残してくれているのが扇辰さんなのです。
その奥さんとこの歌の歌詞がどうもピンとこなくて。
しかし刺さる言葉がみごとにちりばめられている。
もう海の向こう探しにいかないという決意が重い。
全部自分の中にあるからという気づきも重い。
結局、人間は自分のワクを越えられないのです。
それが当然なんだ。
そこに気づくまで、実に長い時間を必要とします。
そこからもまた長い。
人の世とは何なんだろうね。
ゼロになる身体ということばにも惹かれます。