昨日読み始めた本です。
なんとか読み終わりました。
水墨画の世界というのは、珍しいね。
ちょっと書道界に似てます。
あちこちに先生がいて、教えを請う。
どの派に所属するのかというのが、大問題なのです。
奥様から、よくその話を聞かされておりました。
なんとなく様子が似てる。
しかしこの小説の師匠は、随分と淡白だね。
実際はもっとドロドロしてますよ。
人間なんて、みんなそんなもんだ。
そのあたりはかなり間引いて読まないといけません。
青春小説というのは、ちょっとつらいところがある。
やっぱり谷崎や三島の方がゆっくりするね。
行間にゆとりがあるのかないか。
この差は決定的だ。