尋ね人

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どうも気になることがありまして…。
今日も国立能楽堂へ出かけました。
ここは千駄ヶ谷の駅からすぐ。
誠に落ち着いたいい能楽堂です。

今までにも随分訪れています。
広くてとても気持ちがいいです。
演目は「橋弁慶」。
京の五条の橋の上という歌の通りのストーリーです。

長山桂三師の長男でしょうか。
牛若丸の姿がきれいだった。
まさに時分の花だな。

さてここ数年いつも訪れると、恰幅のいい男性と出会います。
ぼくは脇正面の前の方が好きなんですが、その人もどうやらそのあたりがお好みらしい。
いつも薄緑色の着物を召しておられます。
この方はいったいどなたなのか。

すごく気になります。
本当の能愛好家なのか。
それとも能に関連したなんらかの職業の方なのか。
誰か知っている人がおられたら、教えてください。

ぼくが行くときは、まずいつも座っておられます。
よほど、能がお好きなんでしょう。
あるいはお住まいが近いのか。
まさに今一番気になる尋ね人は彼のことですかね。

橋弁慶

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久しぶりに能楽堂へ行ってきました。
ここのところ、なかなか機会がなくて、少し鼓の音に飢えていたかも…。
いいですね、あの静寂は。
何ものにも代え難い。

なんとなく寒くて、気分が少し冷えておりました。
こういう時はあの謡の響きに限ります。
倍音の連続のなかにいるだけで、いい気持ちになるから不思議だよ。
以前、「船弁慶」というのは見たことがあります。

義経と弁慶の出会いがあり、その後主従になるというのが橋弁慶。
船弁慶はむしろ、静も登場し、平知盛の怨霊と戦う方に主眼がおかれます。
悲哀という意味では船弁慶の方が味わいがあるかもしれません。
しかし今日の能も、次第に弁慶が牛若丸に心を許していくシーンがよかったな。

京都の五条橋というのは、それだけのストーリーに満ちているのだ。
つい先日も何度かバスで通り抜けました。
モニュメントのことを思い出したよ。

能や歌舞伎の世界にはたくさん人間国宝がいます。
なんで落語には何人もいないのかな。
元々、噺家はそういったものに縁なき衆生なのか。
格が違うってことかしらん…。

明治に入って能楽師たちは苦労したみたいだからね。
今はどうなのかな。
展示室に「べしみ」の面がありました。
べしむ、なんていう難解な言葉があることを知ったのは、能のおかげです。

行き帰りの電車の中で竜馬を読みふけりました。
実に面白いね。
明日は雨なんでしょ。
せいぜい、読みましょうかね。

落語家1000人の時代

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1000人は少し大げさかもしれません。
しかし現在、前座になれず見習い中の人を入れれば、900人以上は在籍していると思われます。
つまり多くなりすぎました。
当然、師匠とうまくいかなくなり、移籍する若者も出てきます。

柳家三三のところにいた柳家小かじもやっと二つ目になれたと思った途端、落語芸術協会へ移籍してしまいました。
いったい何があったのでしょう。
今度は春風亭柳橋の弟子になり、また前座から…。

二つ目になるには、また4年以上かかります。
そこまでさせたものとは何か。
今度は春風亭かけ橋が芸名だそうです。
なんのかけ橋なのかなあ。

かつて権太楼をしくじって小遊三のところへ行った遊雀のことを思い出しました。
さて小かじあらため、かけ橋の未来はどうなるんでしょうか。

テーマ・cocoon

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プログをワードプレスにしてから何年が経つのかな。
以前はムーバブルタイプぱかりでした。
落語の会のHP管理人を引き受けてから、だんだんと馴れてきたというところでしょうか。

最初は全くわけがわからず、随分ととまどいました。
ムーバブルとは設計の思想が違うので、迷うことが多かったのです。
それでも習うより馴れろ。
今ではすっかりこのソフトにはまっています。

なんといってもデザインが実にみごとです。
お金をだせば、テーマと呼ばれている枠組みもいろいろある。
しかし無料でということになると、一長一短です。
その中でも、cocoonというテーマはよくできてます。

これを無料にした制作者の姿勢には頭が下がるね。
まだ全てを使いこなしているわけじゃないけれど、まあ、ぼちぼちというところかな。
幸い、今のサーバーに余裕があるので、マルチドメインにしました。
安いドメインを買って、1年も遊べるなんて、優雅なもんです。

まだプロフィールなどうまく設定できませんが、これともしばらく格闘するつもりです。

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