午前中はひたすら採点。
1クラスだけやったところで、グロッキ-。
なにしろ面倒臭い。
仕方がないからやったけどね。
午後からは宝生能楽堂へ。
今日は宝生流の若手研鑽会。
これで何度目かな。
演目は「菊慈童」。
不思議な能でしたね。
700年も菊の葉から染み出る不老不死の水を飲んで生きたという子供のお話です。
菱田春草とか、横山大観の絵を見て、名前だけは知ってたけど…。
たしか、円地文子の小説にもある。
こっちは読んでません。
今度トライしてみましょ。
とにかく鼓と太鼓と笛の中にうずもれておりました。
世間のことはみんな忘れたいのだ。
而して、道中の暑いこと。
もう梅雨も終わりですかね。
西日が直線的に差しこむ水道橋のロータリーは最悪だ。
後楽園ホテルのてっぺんあたりに太陽がある。
せめて座席に座っている間は山路の仙家にいる気分に浸りたかったです。
このところ、もう私生活があってなきがようだったので、嬉しかったな。
7月はもう少しだけ頑張ります。
あとはお休みだ。
落語会もあるのに、ちっともお稽古なんてできないよ。
まだ2クラス採点して、さらに観点別評価をつくるのだ。
どうしましょ。
700年も生きたら、さて何年、この仕事をすることになるんだ。
考えるだけでも怖ろしい。
げにげに、あな、おそろしや…。