授業が始まって、今日で4日目。
順調に進んでおります。
しかし小説は長い。
生徒に読んでもらってますけど、とにかく大変だ。
上下二段組みで20ページもあると、かなりの量です。
それをどんどん消化していかなくちゃいけない。
どうも授業を2回分使わないと終わらないのだ。
これも試練と諦めますかね。
内容はとにかく厄介です。
14歳の早熟な乙女の内面を描いたものだけに、かなりひねくれておる。
もちろん、清く正しく美しくなりたいという気持ちはあるものの、そうは簡単にはいきません。
せちがらい世間に出て行く乙女としては、かなり身構えないとね。
太宰はよくこんなものを書いたね。
驚くよ。
あの人は暗い時代から少し明るくなって、また暗くなった。
当人が一番厄介な人だ。
津軽の斜陽館を訪ねたのはいつのことでしたかね。
いいところでしたよ。
いろんな写真も展示してあった。
じょんがら三味線も生で聞かせてもらった。
複雑な生育歴が、この小説にも生きてます。
明日も明後日も授業は続くのだ。
こういう生活がいつまで続くのかわかんないけど、そこはそれ、マイペースでまいろうではないか。
今朝も電車の中で落語を聞きました。
帰りにも聞いちゃったよ。
究極のエンターテイメントだな。
一人でよくあんなに喋るもんだ。
みなさん、ほんとにごくろうさん…。

