さくら寄席

Diary

朝のうちはいつもとおんなじ。
ちょっと本を読みました。
姜尚中の『逆境からの仕事学』です。
『在日』の内容とかぶるところもありました。

しかしそんなことに関係なく、つい読まされてしまったね。
彼が日本名から元の名前に戻すところは、とてもドラマチックだった。
勉強をしていると、母親が部屋の電気をよく切ってしまったそうです。
いくら勉強をしても、在日韓国人には就職先がないということを身にしみて知っていたからです。そのことを思い出すだけで、胸が痛むと彼は書いています。

事実、大学を卒業しても就職先はありませんでした。
仕方なく、大学院へ。
やがて知り合った牧師が紹介してくれるまで、満足な仕事はありませんでした。
ICUの教員になるまでの道のりは、遙かなものだったようです。
苦しかったことがよくわかります。

午後からは久しぶりの落語会。
今日は思いっきりばかばかしくやろうと腹に決めてました。
やっと自分の番がまわってきた時には、さてどんな案配になるのかなとちょっと楽しみになったね。
笑わせてやるぞというところかな。

といって自分だけ楽しんじゃダメ。
ここいらが難しいのだ。
お客さまはよく笑ってくれました。
幸せです。

終わってから、いつものように打ち上げ。
これがまた楽しい。
この時のために、お稽古してるようなものかも…。
いい方達ばかり。
ぼくは幸せ者です。

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