今日は4コマの日。
いよいよ試験も近いので、本当なら自習にしてあげたいところではありますが…。
なかなか思うようにもいかんね。
とにかく決まったところまでは進むしかないのだ。
しかし生徒はやっぱり試験の方が気になるようです。
そりゃそうだ。
へんな小説にかかずらわっていると、足元をすくわれるしね。
そうはいってもなのだよ、諸君。
まあ、予定通り、ぼちぼちと進みました。
いつものように電車に乗って家路に着きます。
電車に乗ってる間は貴重な読書タイム。
高見順の小説を読み終わりました。
なんで浅草なのか。
川端康成から阿佐田哲也にいたるまで、なぜかその系譜はあるのだよ。
小説の舞台にしやすいからなのかな。
それとも、物珍しさか。
永井荷風みたいに玉ノ井に惑溺しちゃうなんてのもある。
高見順は荷風の『墨東綺譚』をなめるように読んだことだろうね。
だから似た景色をふっと垣間見せるのだ。
踊り子と娼婦の相似かな。
この小説を読んでたら、また浅草に行きたくなったよ。
今週中に一度は行かなくちゃ。
ぼくの生まれた新宿とも違う。
もっと違う暮らしがそこにはあったんでしょう。
ぼくにとっても浅草へ行くことは旅です。
ふと、今日強くそう思ったよ。
そうだ、だから時々無性に行きたくなるんだ。
そして、疲れて帰ってくる。
ばかみたい。
夜は温泉へ。
いいね。好き。