ぬるい毒

Diary

本谷有希子の小説『ぬるい毒』を午前中から読みました。
どことなく、戯曲的な一面がみえます。
事実、これは彼女の主宰している劇団で過去に上演されたとか。
この小説とどのくらい同じなのか、あるいは違うのか。
大いに興味はありますが。

数年前にはBSでも放送されたようです。
どんな感じだったのかな。
最近はほとんど芝居を見てません。
かつては随分と劇場へ赴きましたけど…。
今はよほどのことがない限り、行かないね。

そのかわりが落語と能ということになってるのかも。
読後感は誠に複雑です。
正直にいうと、あんまりいい気分じゃない。
というか、どろっとしてて、なんともいやな感じ。
女の人だけにみえる男なのかな。

こんな男がいるんだろうか。
実に厭なやつだ。
しかし、そういう男に引き摺られていく女もまたいるんでしょう。
この後が、例の芥川賞ですからね。
もう彼女のものは読みません。

小説というのは文字通り小説であります。
どうでもいいことをくだくだと書くというのが真骨頂だ。
なんの役にも立たず、誰のためにもならず。
ひたすら垂れ流す。
それをよしとしないと、成立しないのです。

だから健常な人はやらない。
完全に病んでいる人間の慰みごとでしょう。
それでいい。
それ以上でも以下でもありません。

それはそれとして、ノートパソコンがなかなか修正ファイルを受け入れてくれず、往生しました。
最新のOSは何かとトラブルがつきまといます。
それをなんとかしようとまたまたもがきました。
夕刻までには解決したけど、手こずりました。
いつまでたっても、パソコンは駄々っ子そのものだよ。

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