道成寺

Diary

 今日は先日からの計画に則って行動しました。
 まずは真面目に授業をやります。
 今日から漢文ね。
 読み方のお稽古なんぞをして、軽く小手調べから。
 明日はもう少し難しいのをやりましょう。

 写真を撮るためにPTAの人が来るというので、お昼休みは外出せず。
 静かに待っておりました。
 ところが誰もやってこない。
 どうなってるのかなあ。
 まあいいや、と5時間目に突入。

 授業を終えて、さてどうしたらいいものかと考えてはみたものの、この調子なら予定通りいきましょうということになりました。
 さっそく休暇をとって、学校脱出です。
 電車に乗って都心まで。
 今日はどうしても「道成寺」を見たかったのです。

 先日DVDでは見たのですが、やっぱりライブじゃないとね。
 能楽堂はほぼ満席。
 人気のある演目だということです。
 舞台にあがる人の数も多い。
 なんたって鐘後見と呼ばれる鐘専門の人だけで5人もいるのだ。

 この人たちがえっちらおっちらと鐘をひっぱったり下ろしたり。
 この演目のためだけに、能楽堂の天井には滑車がついているのです。
 さらにはこの鐘の中に入った演者は一人で、今度は衣装と面を鬼のそれに替えなくちゃいけないのだ。
 これは大変だよ。
 なにしろ、だれも着付けを手伝ってくれないのです。

 そうして、鐘がまた上にあがった瞬間、修羅となって踊り狂うのです。
 歌舞伎にもあるけどね。
 あんなにきれいじゃない。
 もっと生々しいです。
 やっとライブで見られたよ。
 すごく嬉しかった。

 いいね、ものすごく。
 来月もなんか見にいくのだ。
 今や完全にマイブームでなのでございます。
 さて、落語はどこへ行ったのかしらん。
 もともと、こういう系統のものはなんでも好きだからいいんじゃないの。
 ミュージカルもよろしいぞ。

 しかしあの笛と鼓のコラボレーションは、現世を軽く超克してますな。
 すごい迫力だ。
 酔いしれちゃいますね。
 これ、ほんと…。

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