学生の頃はよくでかけました。
渋谷の観世能楽堂へね。
なんたって学生さんは優遇されてますから、安いのです。
しかし、卒業してからは、ご無沙汰してました。
何度か目黒の喜多能楽堂へは行った記憶があります。
でもそれだけ。
最近、なぜか能を見たくなって、いろいろと検索をいたしました。
やっと今日、暇ができて馳せ参じたというわけです。
場所は前から行きたいと思っていた国立能楽堂です。
他にもセルリアンタワーの能楽堂にも近々、行ってみたいな。
きっと退屈するだろうと思いましたけど、ちっともそんなことはありませんでした。
むしろ、ライブの持っている力を感じた次第です。
演目は「井筒」「楊貴妃」。
最初のは『伊勢物語』で何度もやったお馴染みの話です。
世阿弥の代表策です。
最初に出てくる女が、紀有常の娘として正装して再登場するシーンは美しかったです。
舞は本当に難しい。
腰ですね。
腰が決まらないと、舞にならない。
さらに鼓や笛や、地謡の力量がなければ、いい能にはなりません。
総合芸術です。
あの能楽堂のたたずまいもすばらしい。
また行くことにしましょう。
月に1度くらいは訪ねたいものです。
帰りにちょっとした場所で娘夫婦と合流。
奥様もいて、一緒に食事をしてきました。
楽しいお話が延々と続きましたとさ。
さあ、お風呂に入って寝るぞ…。