ハッピー・ハロウィン

Diary

 今日はハロウィンの日。
 まさか、生徒がへんな格好はしないだろうと思っていたら、完全にしてやられました。
 とんでもないお化けのお面を肩までかぶって、突然闖入してきたのです。
 あのおきまりの文句を唱えながら、お菓子を要求されました。
 その直前にも3年生が…。
 こちらはキャンディをたくさんくれたのだ。

 その前にはクッキーをプレゼントしてくれる生徒もいたな。
 反対にお菓子ちょうだいと強奪にきた3年生もおりました。
 あちらこちらの部屋で、似たような風景が広がっていたのではないでしょうか。
 前任校ではかなり派手でしたけどね。
 今のところは比較的静かだったのに…。
 だんだん、このイベントも広がりつつあるようです。

 学校の近くに英語だけで運営しているキッズランドみたいなのがあるんですけど、そこも今日はすごかった。
 ちっちゃな魔女やお化けがたくさんおりました。
 外国人の先生が楽しそうに歌をうたってましたよ。
 英語だけの幼児教育っていうのはどうなんですかね。
 普通の人には英会話なんて使う機会がないんじゃないのかなあ。
 なんとなくそんな気がします。

 それよりまず母国語じゃないのかしらん。
 立教の鳥飼玖美子さんなんかは、まず日本語からっていうスタンスみたいですけどね。
 ここは大いに議論の分かれるところです。
 前任校にはたくさん帰国子女と呼ばれる連中がおりました。
 小学校高学年の頃に、言語能力が形成されるのです。
 漢字の認識能力が形作られるのもこの頃です。

 この大切な時期、あっちこっちの国にいて、母国語にあまり触れていない生徒は、かなりアイデンティティ喪失気味でした。
 私はだあれ状態なんです。
 もちろん、漢字の読み書きも満足にできません。
 言葉の問題は厄介です。
 トリック・オア・トリートも結構ではありますけど、なんか心配だなあ。
 とにかく、今日はそういう日でありましたとさ。

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