和様の書展

Diary

 朝から奥様に連れられ、上野に行ってきました。
 今年に入って何度目でしょうか。
 国立博物館はぼくにとって本当に懐かしい場所です。
 高校生の頃、好きだった女の子を連れて、でかけた思い出もあります。
 あの大きな本館の前にベンチがありまして、そこで随分と話し込みました。
 今からおよそ、50年前のことです。
 あな、おそろしや。
 A子ちゃんは、今どうしてるかな。

 さて、今回は平成館です。最近はここばっかり。
 この前は王羲之展でしたかしらん。
 今日もすごかった。
 貫之、定家、行成、道風、佐理。
 高野切、石山切、寸松庵色紙。
 信長、秀吉、家康の自筆もありました。
 
 圧巻は平家納経ですかね。これはすごかった。
 今までにもレプリカは見てますけど、本物は多分はじめてです。
 彩色のみごとさにはあきれました。
 
 さらには御堂関白日記かな。
 道長なんて、古文でしかお目にかかれないけど、実在の人物だったということがありありとよくわかります。
 その日の出来事を自筆で書いてるんですからね。その内容も生々しい。
 
 よくぞこれほどまでに集めたものだ。
 文化の底力というものを感じます。
 書というのはすごいもんです。
 よくぞ、千年前のものが残っているなというのが、最初の感想です。
 帰りは谷中までめぐりんバスに乗りました。
 それにしても暑い。
 他に言うことはないのかね…。

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