友達にチケットをもらったので、絶対に行こうと決めてました。幸い、朝からいい天気。よし、断固でかけるぞと強い意志を再度確認したのであります。
行き先は広尾の山種美術館。数年前にこちらへ引っ越したのだとか。お目当ては上村松園の美人画です。すばらしかった。お休みのせいもあるけど、随分と入場者がおりました。着物姿の人もかなりいたなあ。日本画の味わいというのはなんともいえませんね。
日本画は線が命です。これが崩れるともうダメだ。春草や、大観のような朦朧体というのもあるけどね。なんといってもやはり額の生え際、眉も大切です。彼女の作品にはとにかく気品がある。凛とした女性の美しさがこれほどにみごとな絵はないですね。伊東深水のもありました。こっちもいいね。これはこれで柔らかい。どちらも堪能しました。
さてそこから渋谷までとことこと。途中、國學院大學の正門脇にある神殿にも寄りました。青山学院の初等部を横目で覗きながら、まずは駅まで。そこから今度は新宿を経て、お寺へ。途中でお花を買ってお墓参りです。手をあわせていると、いろんなことを思い出します。親というのは本当にありがたいものですね。無償の愛というのはまさにこのことをいうんだな。親孝行したい頃に親はなし。まったくだよ。
今日は寒いという天気予報だったけど、そんなこともなく、実にまったりとしながら、お茶を飲み1時間ものんびりしちゃいました。
明日から、また学校だ。授業もないし、落語のお稽古をいたしましょ。