久しぶりに『夢十夜』をやりました。
漱石の作品としてはかなり毛色のかわったものです。
幻想的な雰囲気の色濃い作品です。
こういう散文詩のようなものは、あまり解説をしてしまうと面白くないね。
生徒の印象を大事にしなくちゃなりません。
ぼくはなぜか漱石が好きで、何度も同じのを読み返してます。
最近では『門』が結構お気に入りかな。
その時によってかなり変化します。
少し前は『行人』が好きでした。
『坊っちゃん』しか知らない人にとっては、かなり違和感のある小説だと思います。
こんなのも書いてるんだというのが、第一印象じゃないかなあ。
そこがまた面白いところです。
精神分析のテキストなんかにもよく使われます。
漱石という人は誠に奥行きのある人だったなとしみじみ思います。
さてそんなこんなで、本日も終わり、明日から2日間のお休みです。
これもありがたい。
しかるにだ。
雨が降るというじゃないの。
どこに行くということもできないのかなあ。
まあ、仕方がないともいえますけどね。
どっか行きたいよ。
なんとかしてちょうだい…。
これ魂の叫びなんですけど。