60周年記念特別展

Diary

 今日は仕事がなかったので、一日お休みです。
 奥様もどこかへお出かけだそうです。ぼくもちょっと都心まで。
 なんでも国立近代美術館が60周年記念特別展をやっているとか。さっそく見にいきました。
 久しぶりです。
 ここは上野の西洋美術館とは全く違う雰囲気を持ってます。

 今までの展示の仕方と全く違っていたのには驚きました。
 視覚的にもすごく楽です。
 反射しないガラスを使っているので、それはそれはすばらしい絵もクリアによく見えます。
 解説も奇をてらわず、それでいて自然体です。
 全部書き直したというのが、よくわかりました。いいぞ、その心意気。

 圧巻は4階の展示室1、ハイライトです。狩野芳崖、原田直次郎、菱田春草、川合玉堂、横山大観、村上華岳。
 横山大観の「生々流転」という絵巻物は実に40メートルもあるという巨編でした。
 すごい。
 同じ4階には岸田劉生、和田三造、藤田嗣治、高村光太郎、荻原守衛。
 3階の日本画もすごかった。
 上村松園、下村観山、速水御舟、小林古径、東山魁夷。

 もうこのあたりで飽和状態でしたね。
 写真もありました。現代アートもありました。
 岡本太郎、池田満寿夫、横尾忠則。
 ピカソのエッチングも何点かありました。
 変わったところでは木村荘八の墨東綺譚に使った挿絵。これは面白かったです。

 さらには戦争画。息をのみました。
 戦争責任と芸術の問題は深い。藤田嗣治のアッツ島玉砕はすごかった。
 
 帰りは爆睡です。疲れました。
 絵が描ける人はいいね。

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