ちょっとそこまで

Diary

 今日もいい天気でした。
 学校が先日の件で代休でしたので、ちょっと足を伸ばしました。
 久しぶりに浅草を訪ねたというわけです。
 今回はスカイツリーのお膝元、柳嶋の妙見様を拝みにいくツァーでした。

 落語をやっていると、十間川とか柳嶋とか妙見様なぞという固有名詞がよく出てきます。
 さてどんなとこなのかなあ、一度はこの目で確かめなくちゃと思っておりました。
 しかしこれがあのスカイツリーの近くだったというおまけまでつきまして、世の中はこんなものかと呆れかえった次第です。
 最初はまず浅草へ。
 今日は浅草の見番に寄るというプログラムも用意しておきました。
 ここは浅草の花柳界の総元締めです。

 はじめて立ち寄りました。柳がずうっと並木になっております。
 浅草寺の裏手ですね。
 しゃれた料理屋さんばかり。
 黒板塀に見越しの松というやつです。
 なあるほど。

 そこから東武電車に乗りまして、曳舟まで。
 妙見様はかつての寺域を大きく減らしまして、今じゃマンションの一階です。
 これには驚いた。
 さすがに東京だな。
 昔の絵をみると、それは大きなお寺だったみたいですけどね。

 ここに願をかけて、その帰り道、中村仲蔵は斧定九郎に扮するためのヒントを手に入れます。
 雨に降られて、つい立ち寄ったそばやさんにふらりと入ってきた侍の姿、恰好が実に見事だったのです。
 いい噺です。大好きです。いつかやってみたいもんだなあ。
 帰りは電車の中でもちろん、爆睡をいたしました。

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