刎頸の友

Diary

 今日の漢文はまさにこれでありました。
 首を切る友達なんてのは、なんとも物騒です。
 しかし友のためには首を切られても、悔いはないというのですから、これはものすごい。
 中国の古典にはすごい文句が出てくるなあ。

 生徒諸君は長い漢字だらけの文を読むだけで、もうヘロヘロであります。
 そりゃそうだ。
 中学校のレベルからみたら、かなり難しくなってるからね。
 しかしこれが勉強なのだよ。

 ぼくは今日もぼんやりと過ごしました。
 突然、怪談噺を喋りたくなり、もう一度「乳房榎」を最初から2時間も聞いちゃいました。
 やっぱりあのおきせをくどくところは怖いな。
 とくにおきせが心変わりをしていくところはリアリティに満ちております。
 女の人というものが持っている魔性でしょう。
 だから面白い。

 それともう一つは蛍見物の帰りに、主人公、菱川重信が殺されるところ。
 あそこは、実に凄惨だ。
 しかしあれがないと、その後のシーンがうまくいかない。
 とにかく圓朝という人はすごい想像力の持ち主ですな。
 いつか通しで喋りたいものです。
 これあくまでも夢だけどね…。

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