試験2日目

Diary

本日も暢気に過ごしました。とくにこれといってすることもないので、落語のお稽古をいたしました。何度もやってると、だんだんこんがらかってわからなくなるので、ボチボチと引き上げたけどね。その頃にはもうくたくただ。最後にもう一度だけ、浮世床をやって今日は終わり。この噺はほんとにばかばかしくて面白いです。ところで昨日から読み始めた本のタイトルが『落語を聴かなくても人生は生きられる』というすごいもの。
この6月の半ばに出たばっかりなんです。古今東西の作家、評論家諸氏がお書きになったものの、アンソロジーです。ついせんだって読んだ小谷野敦の文まで載っているのには驚いたね。
なかでも人一倍よろしいのは長井好弘の「志ん朝最後の十日間」ですね。2001年正月二の席の末廣亭での記録です。根多帳が全部載ってます。全文を通して、志ん朝に対する敬愛がひしひしとつたわってくる。初日の「風呂敷」なんてどこにも音源がないのだ。もったいないなあ。
あたりまえだけど、志ん五も右朝もまだ生きてた。ああ、なんてこった。
楽日のトリは「小言幸兵衛」。今鳴る鐘はありゃ、あれ七つ。七つの鐘を六つ聞いて、残る一つが未来へみやげ。お花、覚悟はいいか。
いいですね。この噺もお稽古しなくちゃなあ…。
というわけで、明日はいよいよぼくの試験であります。あ~あ採点だ。とほほ。

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