久しぶりに…

Diary

映画を見てきました。なんとなくです。これといって特別な用事もなく、体調も万全ではありませんので、じゃあたまにはと思いついた次第なのです。
最近は一カ所で同時にやたらとやってますので、選ぶことができるのはいいのですが、あんまりこれといって見たいものがありません。ヨーロッパのはまずこのテの映画館ではやってないね。だいたいはハリウッドか東宝ということになります。今日のは典型的な東宝、フジ、電通のコラボによる映画でした。
なんとなく古代ローマのセットを見たかったからです。ローマの郊外に実物があるんだそうです。建物なんかいかにも大理石でできてるみたいですけど、実際は木製なんだとか。
このあたりは東映の太秦映画村を彷彿とさせますね。でもあれだけの群衆が衣装を着て、あのローマの町並みを歩くと、ああ、古代ローマの盛んだった頃はこんな風だったんだなとしみじみ感じますね。なんたってあの遺跡、フォロ・ロマーノを歩きましたから。暑かったな、あの日は。コロッセオの混雑もすごかった。
まあ、そんなこんなで頭の中ではワーグナーがまだ鳴っております。ストーリーはハチャメチャ。いくら漫画が原作とはいえ、そりゃないだろ。
せんだって100歳でなくなった新藤兼人監督がみたらなんと言うのかな。ちょっとその呟きを聞いてみたい気もするけどね。
学生の頃、あの人の映画をたくさん見ましたね。懐かしい。乙羽さんがきれいだった。秘めたラブストーリーもよろしい。銀座のセゾン劇場で乙羽さんを見ました。あれはなんの芝居だったかな。そうだ、秋元松代の「七人みさき」だ。あの高い木が何本も並んでいた朝倉摂の装置も懐かしい。
今日は大音響にさらされてくたびれました。やっぱりヨーロッパの映画の方がしっとりしてていいな。
ヴィスコンティいいよ。

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