本当なら、大学時代に知り合った仲間とキャンプに行く予定でしたが、さまざまのトラブルにみまわれ、今回は無念の不参加となりました。誠に残念であります。
それにしてもいよいよ梅雨入りとか。これからは紫陽花とでんでん虫の季節になりますね。
ぼくはそういうわけで、家で本を読んで過ごしました。つい先日出たばかりの本を2冊かかえて、ただひたすら読みます。ちょっとスピードをあげれば、これくらいはなんとかなりますけど、読んじゃうと終わっちゃうので、最後は少しだけスピードダウン。
内容については特に秘します。といって別にそれほどのもんじゃないけどね。最近は読書ノートもさぼって、実に不真面目そのものであります。
そうだ。もう一冊もあった。これは『はじめての漢方医学』という入門書です。入江さんという医者の書いたものですが、実に具体的で面白い。なるほど漢方医というのは、こういう風に診断を次々としていくのだなというのが、手にとるようにわかります。
医学生相手に授業をしている人ですから、まさに自分がそこにいるような気分になるね。外観から話し方、腹の具合、脈、舌の色まで、全てが漢方医の診断基準です。身体の表(表面)なのか、裏(奥の方)なのか、さらには実か虚(虚弱質)なのかという不思議な言葉遣いまで、今日は学びました。
『傷寒論』という本のタイトルは「転失気」などといった落語の中にも出てきますが、本当に実在する中国の名著なんですね。なんでも勉強だなあ。