やたらといい天気

Diary

でした。五月晴れのレベルをかなり超えたかも。暑かった。昼休み、神社まで散歩しました。欅並木が実にきれいです。若葉というのはいいもんですね。なにごとによらず、若いというのはよろしい。しかし若いというのは同時に未熟ということでもある。そこの兼ね合いかな。これが一番の難問です。
つい自分がと前にでる。漱石じゃないけれど、智を前面に出しすぎれば角がたつというやつだ。しかしだからといって情を前面に出しすぎると、これも流されやすい。この世は生きづらいところというのが結論かもしれませんな。
さてさて、そんなこんなで授業も進み、これといって慌てるような案件もござんせん。昨日読みかけた柳朝伝をそうそうに読み終わり、複雑な芸の世界の人間関係だけが頭の中に残りました。とにかく大変なとこだ。伏魔殿に近い。最後は芸の力なんでしょうけど、そこに至る道は狭いね。
そんなこんなで、どうしても結城昌治の『志ん生一代』を読み直したくなり、さっそく手にとることとなりました。この本を読んだのは出版された直後だったから、今から何十年も前のことです。懐かしい。
あの頃よりずっと深く読めるね。それだけ噺のこともわかってきたからかもしれません。しかし素人は所詮素人。それでいいような気がするよ。あんまり深入りすると、火傷をするな。そんな世界です。多分…。

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